2022.08.25

伝わる看板

デザインは元はフランス語が語源となります。【指し示す、導く】といった意味を持ちます。

デザインと聞くと何かカッコ良く、特別なセンスが必要に感じますが、デザインとは本来、『人に何かを伝えるための手段』としてある言葉です。

そのため看板は、「見ている人に伝える」という事が一番重要なことで、必ずしもプロのデザイナーに依頼しなければいけないということではないと思います。「何を伝えたいのか?」「どれだけ伝わっているのか?」をよく考えて看板のデザインをつくると、お客様の反応は良くなると思います。

注意しなければいけないのは、その点が分かっていないデザイナーに依頼することです。デザインのうんちくだけ並べて予算の事や販売戦略の事には触れてこない。それだけでは効果のある看板を作る事は出来ません。なのでデザインを依頼する時は、まずはデザイナーと綿密な打ち合わせが必要と考えます。

集客の第一歩は、自分の知らないところで、実はお客様を逃してしまっている事に気付くことです。新規顧客が少ない原因の一つは、確実に店舗の外見にあります。知らず知らずのうちに外見の良い競合店に新規顧客を奪われている可能性が高いです。まずは、”損をしない店構え”をつくることが基本であると思っております。

どんなに素晴らしい商品を売っているお店でも、来店してもらわないとその良さは周知されません。中身を知らないお客様に外見だけで判断され来店してもらえないということは、その店にとっては完全に損をしているという事です。

人は物を買う時、サービスを選ぶ時、必ず何らかの情報で比較します。思わず目についたお店に入ってしまう、看板のデザインにつられて入ってしまうなど、有利な条件を一つでも多く作ることが大事だと思います。

人は思った以上に外観・外見でお店を判断してしまいます。まずは見た目が大事です。(もちろん中身も大切ですが…)

BAD

  • 青い背景のグラデーションが、遠くから飲食店を想像しづらい
  • 店名が近似色の為、視認性が悪い。またロゴがない為お店のイメージが掴みづらい
  • 青い背景に、鮮やかな赤やドロップシャドウを多用していて、看板には似つかわしくない
  • 書体の種類が多すぎて統一性がない為、お店の雰囲気が想像できない
  • 写真が小さくお客様の関心を引きづらい

GOOD

  • 白字の背景で余白が多い為、清潔感を感じる
  • メインの大きな写真で、業種を判断しやすい
  • 色・書体・ロゴ等に統一感がある為、お店の雰囲気が想像できる
  • 一押し商品が分かりやすいので、興味を引きやすい
CONTACT

COLUMN